「TG」とは「Three Guide」の略で、特徴は、PKGのガイドを従来の4点から3点にしたことにより上下非対象となり、トレイのミスローディング(180度)を未然に防ぐというものです。
さらに、ガイドをコーナー部に配置することにより、PKG回転寸法を最小限に抑えることができます。
この技術を用いることにより、従来のポケット形状では対応が難しい小型PKGの収納に適したトレイを提供することが可能となりました。
最小で2x2mm までのPKGサイズに対応可能です。
さらに、ポケット深さ(表裏)も取りやすくなります。
以下に図を用いて、「従来のポケット構造」と「TG式ポケット構造」を比較説明します。
従来のポケット構造
TRAY が180°逆になった場合でも重なってしまいます。
TG式ポケット構造
TRAY が180°逆になった場合、重なることはありません。
従来のポケット構造(TYPE1)
PKGの回転が大きくなってしまうため、ガイド幅「A」を広げる必要があります。
しかし、それをするとガイド幅「B」が狭くなるためPKGが外れてしまいます。
従来のポケット構造(TYPE2)
段「C」を作りPKG回転を補正します。
しかし、それをするとガイド深さ「D」が浅くなってしまい、PKGが飛び出しやすくなります。
TG式ポケット構造
ポケット表と裏をほぼ同じ形状に出来ます。
ガイド幅「E」を広く出来ますのでPKGが外れる可能性も低く、ポケット深さも従来形状より取りやすくなります。